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2011年4月6日

 3月19日に東北財務局に設置した「金融相談窓口」の受付実績は、4月5日現在で356件となっています。相談内容は、融資関係では被災社屋や住宅の復旧のための無利子又は低利融資制度の照会、預金では通帳、キャッシュカード、印鑑を紛失した場合の預金の払い出しに関する照会が多くなっています。

 4月4日(月)、村井宮城県知事とお会いし、東北財務局のこれまでの取組みを説明するとともに、改めて全面的な支援の申し出を行いました。また、今後の復興計画において、金融がどのような役割を担っていくか、金融関係者とともに県と協議していくことを確認しました。
 同日、女川町に安住町長を訪ねました。石巻市に隣接する同町は、特に被害が大きく、地盤沈下も著しく、町の中心部は未だに水が引いていません。町役場も破壊され、戸籍や住民票のデータサーバーも水没してしまいました。災害対策本部は女川第二小学校に設けられ、町長以下役場職員もそこで執務していますが、町長によれば、職員の多くは避難所対応に追われ、役場としてはほとんど機能していないとのことです。早速、職員を派遣し、役場業務の支援を行う方向で調整することとしました。なお、町長から、町が破壊されているのは一目瞭然であるので、罹災証明書の発行を何とか簡素化して欲しいとの強い要請がありました。

 4月5日(火)、岩手県沿岸部の被災地である宮古市、山田町、大槌町、釜石市を訪ねました。
 宮古市は、被害は甚大ですが、街の中心部の被害が比較的少なく、市役所の建物も健在で市役所の機能があまり失われていないこともあって、他の被災地に比べると、がれきの片付け等が進んでいる印象を受けました。
 宮古信用金庫は、本部建物の1階が津波被害を受けましたが、建物は健在でした。現在6店舗を閉鎖していますが、閉鎖2店舗に臨時窓口を開設するなど、理事長以下役職員一丸となって、地域の金融機能の維持に努めておられます。
 山田町は、町の大半が破壊されていますが、少し高台にある町役場は何とか助かり、災害対策本部はここに置かれています。沼崎町長から、被災者の住居提供と職員派遣の要請を受けましたので、早速対応することとしました。
 大槌町は、井上ひさしの「ひょっこりひょうたん島」や「吉里吉里人」のモデルとして有名ですが、その面影を探すことは難しく、津波の後、火災にも見舞われ、爆撃を受けたような無残な姿となっています。町長を震災で失った大槌町は、東海副町長が町長代行として、指揮を執っておられますが、疲労の色は隠せない状況です。町役場も破壊されたため、中央公民館に災害対策本部を設置していますが、国および県等による役場業務の支援が急務であります。
 釜石市は、港を中心に甚大な被害を受けています。他の被災地に比べ、鉄筋コンクリートの建物が多いことから、躯体だけの無残な建物が多く残っており、却って津波の恐ろしさが伝わってきます。港では巨大な輸送船が陸に押し上げられており、津波の威力を思い知らされます。市庁舎は破壊されたので、災害対策本部は「シープラザ釜石」に設置されています。その前の広場には、自衛隊が被災者のための入浴施設を設置し、被災者にひと時の安らぎを提供しています。今回の震災においても、自衛隊の存在や活躍には、心強いものがあります。

(女川町)

(大槌町)

(陸に押し上げられた巨大輸送船 釜石市)

(自衛隊入浴施設)

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