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2011年10月3日

 9月21日(水)、自見大臣(金融・郵政改革担当)が福島県を視察されました。福島財務事務所での地元金融機関との意見交換会では、金融機関サイドから、「被災企業については、各種の支援・助成等により資金繰りは回っているが、未だ前向きの資金需要は見られない」、「原発問題、除染問題に目処が立たないと、前に進まない」、「保険金、東電の補償金、義援金等の支払いから、銀行の預金が増加している」等の発言がありました。大臣からは、「福島の再生なくしては、日本の再生はない。金融機関が金融機能をしっかりと発揮して、福島を支えて欲しい。金融庁としては、金融機関が金融仲介機能を十分に発揮できるように、金融機能強化法を改正して、金融機関が容易に公的資金を活用できるようにしている」旨のご発言がありました。
 その後、計画的避難区域に指定されている飯舘村を訪問し、菅野村長から、村民全員が避難している飯舘村の現状と今後の除染事業の方針などについて、説明を受けました。飯舘村は、国の除染プロジェクトも入っていますが、汚染物質の保管場所が決まらない限り除染作業が始まらないことから、いち早く村内に一時保管する方針を打ち出して、除染を強力に進めようとしています。
 さらに、警戒区域に多くの支店を有する沿岸部の信用金庫、信用組合を訪問し、理事長等より、避難をしている顧客の現状や金融機関としての対応・支援の状況について説明を受けました。

(地元金融機関との意見交換会)

(菅野飯舘村長との意見交換)

福興祭

 9月24・25日に、平泉の観自在王院跡において、震災からの復興を願って、「平泉 福興祭」が開催されました。今年の6月に世界文化遺産として登録された平泉の資産は、中尊寺など全部で5つですが、この観自在王院跡もその一つで、毛越寺の東に位置し、二代基衡の妻が建立したと伝えられる寺院跡です。
 福興祭では、地元平泉町の達谷窟毘沙門神楽をはじめ、盛岡さんさ踊り、黒森神楽、前田鹿踊りなどの特色豊かな郷土芸能が披露されました。会場では、気仙沼ホルモンや宮古焼サンマなどが振舞われ、「東北は、必ず立ち上がる」を合言葉に、東北の復興を誓い合いました。

 9月26日(月)、キリンビール仙台工場の生産が再開されました。震災時、巨大なビールタンクが倒壊し、周辺一帯がビールの白い泡で覆われた映像にご記憶の方も多いと思います。当面の生産能力は震災前の6割程度ですが、被災の象徴的な工場の復旧は本当に喜ばしいことです。キリンビール党の皆様もほっとしていることでしょう。

 国有財産を復旧・復興のために有効に活用する取組みは、震災直後から取組んでおりましたが、先日もお知らせしたように、各省庁が所管する国有財産の活用を迅速に進めるために、国の窓口を東北財務局に一元化いたしました。東北財務局では、まず、活用できる各省庁所管の国有財産のリストを作成し、その情報を県および市町村へ提供して参りました。その中で、先般、役場を埼玉県加須市に避難させている双葉町より、郡山市内に所在する「旧仙台食糧事務所郡山支所庁舎」を同町の福島支所として使用したいとの要望が福島財務事務所に出されましたので、同事務所では、この財産を所管する東北農政局と調整の上、無償貸付することといたしました。

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